仮想通貨EOSにはイーサリアム等と同様にテストネットというものが存在します。
テストネットがなぜあるのか?その理由として以下のことが挙げられます。
- ブロックチェーンの特性上一度書き込んだら修正できないためテスト版でテストする。
- アクションを起したらガス代がかかりコスト高になるためコストを抑えるために使う。
テストネットはブロックチェーンエンジニアが実際作成したスマートコントラクトプログラムがちゃんと動くかどうかをテストして、問題がなければ本番のメインネットに上げるために使われるテスト環境のために使用されます。
まぁ、一般ユーザーには無縁の環境ですが、ブロックチェーンで気兼ねなく色々やってみたいという場合は使用されてもいいかと思います。
テストネット用のEOSアカウントを作成する
テストネットを使用するには、メインネットと同様にテストネット用のEOSアカウントを新たに作成する必要があります。
今回のテストネットのEOSアカウント使用には、EOS Jungle(イオスジャングル)というテストネットチェーンを使用します。
尚、今回はメインネットで使用したオーナーキーとアクティブキーをそのまま使う前提でお話しますので、鍵を持っていない人は以下のEOSキー生成サイトからキーを取得してください。
それでは、EOS Jungle(イオスジャングル)にアクセスし、testnet用のアカウントを作成します。

“Create account” をクリックしEOS testnet用のアカウントを作成します。

必要なのは作成する予定のa-z 1-5までの英数字12文字のテストネット用アカウント名とオーナー公開鍵とアクティブ秘密鍵が必要です。
入力したら ”Create” をクリックします。
次にScatter(スキャッター)にてEOSテストネットアカウントを読み込むようにチェーンを設定します。
■Scatterの設定についてはこちらより
まずは、Scatter(スキャッター)を開きEOSテストネットを読み込める設定をおこないます。

サイドメニューの ”Networks” をクリックします。

Networksのメイン画面が開いたら、”Add custom network” をクリックします。

設定画面が開き ”Name” にはわかり易い名前(英数字)で入力し、”Host” には ”jungle2.cryptolions.io” を入力し ”Protocol” は ”https” を選択 ”Port” には ”443″ を入力します。
設定が終わったら ”Save new network” ボタンをクリックします。

サイドメニューから ”Wallet” をクリックし登録した公開キーに対応するメインネットのグループの ”・・・” をクリックして、”Refrash Accounts” をクリックします。
※上記は既存のメインネットのキーをテストネット読み込ませた場合の設定となります。

すると、メインネットキーた対応するアカウントグループにテストネットのアカウントが追加されます。
テストネット用のEOSをゲットする
テストネットでスマートコントラクトを走らせる場合は、ある程度のリソース(CPU、NET、RAM)を取得する必要があります。
そのためには、テストネット用のEOSコインが必要になるので、それを無料でゲットしましょう。
EOS Jungle(イオスジャングル)にもどります。

EOS Jungle(イオスジャングル)のメイン画面から ”Faucet” をクリックします。

”Account name” に テストネット用のEOSアカウントを入力して、”Send Coins” をクリックすれば100EOSゲットできます。
最後に
このテストネットアカウントを作成することによりEOSスマートコントラクト開発環境にてテスト版のdAoos(ダップス)を作成し、プログラムに問題なければ、本番のメインネットに上げるという開発が可能になります。
特にブロックチェーンのスマートコントラクトエンジニアには必須の設定だと思いますので、スマートコントラクトで色々やってみたい方は是非やってみてください。
EOS Education Japan – EOSメインネットのリソースサイト – EOS Education Japan EOS Education Japan – EOSメインネットのリソースサイト – EOS Education Japan
on 2020年8月8日 at 9:53 PM