今回イーサリアム秘密鍵からEOSアカウントを作成する方法をやっていきたいと思います。
これをすることによりイーサリアムとEOSアカウントがScatter(スキャッター)上で紐付いた形式となります。
イーサリアム秘密鍵からEOSアカウントを作りためには以下が必要になります。
・イーサリアム秘密鍵
・EOSオーナー用秘密鍵・公開鍵
・Scatter(スキャッター)
この記事は既にイーサリアムの秘密鍵を持っている前提でお話します。
前準備をする
ひとまずScatter(スキャッター)を以下のサイトからダウンロードしインストールします。
尚、インストールのやり方については以下の記事にて明記しています。
次にEOSキー生成サイトにて、オーナーキーのみコピーしてメモ帳に貼り付けます。(このキーは大切に保管しましょう)

イーサリアムからEOSキーを作成する
Scatter(スキャッター)の画面に戻り、次の作業をしていきます。

”Add Keys” をクリックします。

”Import an existing key” をクリックします。

”Import private key as text” をクリックします。

入力欄にイーサリアムの秘密鍵を入力します。

すると、イーサリアムのキーが取り込まれ、副産物としてTron(トロン)のキーも生成されます。
”Key Name” はキーグループ名になるので好きな名前を決めておきましょう。今回は Key-e3lqH5lB62 という名前にしました。

EOSIOのスライドをクリックして右側にスイッチを動かします。
動かしたら ”Back >” をクリックし、最初の画面に戻ります。

これでキーグループ(今回は Key-e3lqH5lB62 )が作成されていますので、キーグループをクリックします。

”Export” をクリックします。

Scatter(スキャッター)ログインパスワードを入力します。

”Key” をクリックします。

”EOSIO” の ”Copy” ボタンをクリックします。
クリックしてメモ帳にペーストすると、アクティブ用の秘密鍵と公開鍵が貼り付きます。(このキーもオーナーキーと対で保管しましょう)
EOSアカウントを作成する
オーナーキー(キー生成サイトで入手したキー)とアクティブキー(イーサリアムの秘密鍵から生成したキー)をアクティブ化してアカウントを作成します。
以下のサイトにアクセスします。

”GET STARTED” をクリックします。

”Choose account name” の画面が開いたら、”Account name” の入力欄に英数字12文字(a-z 1-5の範囲の文字が使えます)を決めます。
※既に取得されているのはエラーになりますので、エラーが出ない名前に変えていきましょう。
※決めたアカウント名はキーと同じ場所へコピペして保管しておきましょう。

”Owner Public Key” にはキー生成サイトで生成された公開鍵(パブリックキー)を入力します。
”Active Public Key” にはイーサリアムの秘密鍵から生成した公開鍵(パブリックキー)を入力します。

入力が完了したら、アクティブ化するために仮想通貨もしくはクレジットカードにて支払いをします。
※注意 仮想通貨での支払いは30分以内での制限がつくので、資金を失わない為にも専用ウォレットから送金するようにしましょう。
支払いが完了したら、イーサリアムに紐付いたアカウントが作成されていると思います。
Scatter(スキャッター)にEOSアカウントを取り込む
EOSアカウントを使えるようにするために再度、Scatter(スキャッター)を開きます。

キーグループをクリックします。

”Add Account” をクリックします。

次の画面が開いたら、”Link existing EOS account” から ”EOS Mainnet” を選び、”Account Name” の入力欄にはアクティブ化時に決めた12文字英数字のアカウント名を入力し ”Add” ボタンを押せば、キーグループにアカウント名が表示されEOSが使えるようになりました。
おめでとうございます。
これで、EOSのdAppsが使える第一歩を踏み出しました!
Scatterから扱えるチェーン郡
EOSアカウントを登録することにより、EOS、イーサリアム、TRONが標準で扱えるようになる環境ができました。
まだ、イーサリアムやTRONはMetamask(メタマスク)のようにWEB連携はできませんが、今後対応してくる可能性は大きいので、今後のプラットホーム型通貨の発展を祈りましょう。
EOS Education Japan – EOSメインネットのリソースサイト – EOS Education Japan EOS Education Japan – EOSメインネットのリソースサイト – EOS Education Japan
on 2020年8月8日 at 9:53 PM